バリ×ヨガ

バリで聖なる沐浴体験!究極の浄化スポットTop3

爽快感はスパの100倍?浄化度はヨガの1000倍!?私のイチオシ、バリを訪れたすべての人に体験してもらいたいのが、Melukat(ムルカット)~心身浄化の沐浴です。

沐浴場は、島全体がパワースポットと称されるバリの中でも、特に強大なエネルギーを感じる場所。お手軽なティルタ・ウンプルTirta Empulで満足していては、もったいない。より強力な土地のパワーを感じ、人びとの祈りの精神性に触れる場所を、訪れてみませんか?

女性たちよ、スパを捨てよ、ムルカットへ走れ…!
そう声を大にして叫びたい、私のおススメ沐浴場と沐浴のTipsは、下記からどうぞ!

その浄化度はハンパなし!スバトゥで生まれ変わりを体感せよ

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この表情がすべてを物語る!?とにかくもう、浄化度がハンパないのが、このスバトゥ沐浴場。地元の言葉では、Genah melukat Sebatu(グナー・ムルカット・スバトゥ)と呼ばれています。

もはや沐浴というよりも滝行といった感じですが……滝の水は見た目よりも、痛くも冷たくもありません。ただただ頭上からものすごい衝撃が、心と身体に降りかぶってきます。

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場所はライステラスで有名なテガラランを、さらに北上したところ(ウブド中心部から車で40分程度)。近くには、後ほどご紹介するティルタ・ウンプル寺院Pura Tirta Eunpleや、グヌンカウィ・スバトゥ寺院Pura Gunung Kawi Subatuがあります。

グヌンカウィ・スバトゥ寺院から5分ほど歩けば、沐浴場の入り口に到着。さらに森の中の細道を、下へ下へと歩いて行って辿りついた祭壇の先、そこに浄化の滝が待っています。

バリの作法にのっとって、祭壇に祈りをささげたら、いざ沐浴へ……!

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グッと呼吸を止めて、白い世界に身を投じた瞬間、轟音によって日常世界が寸断される。息苦しくも痛くもないけれど、圧倒的な”力”に翻弄される…。

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その”力”は決して私に恐怖を与えるわけではない。自然と湧きおこってくるのは、自分よりも遥かに大きなものに対する畏怖の念…。

そして、その”力”から解放された時、新しい自分に生まれ変わったことを体感する…。

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禊(みそぎ)とはよく言ったもので、本当に古いもの/悪いものが、水流によってそぎ落とされたような気持ちになります。

知らず知らずのうちに身にまとっていた手垢のついた価値観、「世間体」という名の薄いヴェールを、1枚剥いだような感覚。視野がもう一段広がり、目に映る世界がよりいっそう鮮やかになったような感覚。何か大きな力によって、自分が造りかえられる感覚…。

ヒンドゥー教の地・バリにいるにも関わらず、また私のライフワークはカンボジアのムスリムの追っかけであるにも関わらず、沐浴後に浮かんだ言葉は、次の聖書のことばでした。

だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。(第2コリント 5章 17節)

そう沐浴とは、新しく造りかえられる(リボーン)体験を得られる場であるのです。

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まあ、こんなことを書きましたが、、、もちろん沐浴に際し、難しいことを考える必要はありません。バリ人も、時に真剣に、時ににぎやかに沐浴を楽しんでいますので・笑

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なお、近くには絶景の穴場カフェもあり!浄化で生まれ変わった身体を、おいしいバリ飯で満たしてください♡

圧倒的な神聖性!美しきパワースポット…ティルタ・スダマラ

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浄化度ではスバトゥに及ばないものの、圧倒的な神聖性を誇るのが、こちらのTirta Sudamala(ティルタ・スダマラ)。光り輝く緑と、白糸のような滝の共演がたまらない、雰囲気抜群、フォトジェニックな沐浴場であります。

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スダマラがあるのは、ウブドから東に位置するbangli(バンリ)と呼ばれる地域。ウブドからは車で1時間くらいかかります。

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ガイドブックにはもちろん載っていない。ローカル観光ガイドでも、ほとんど紹介されていない。スダマラは、そんな”穴場”とも呼ぶべき沐浴場。

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そのため料金所や駐車場もこのとおり。”観光用”ではないローカル感がタマラナイ…!

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沐浴場があるのは、階段を下りきった川のほとり。視界が開けた先に広がる光景に、息を呑まずにはいられません…!

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この美しさ、この神聖さ…。完璧な調和を保つ、光と緑と滝の音…。本当にため息ものの光景です。みなさんにも、是非その目で確認していただきたいものです。

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個人的な感覚でいうと、スバトゥは浄化、スダマラはパワーチャージ、といったところでしょうか。スバトゥのような、脳天を突き抜けるかのような新生(リボーン)体験はないものの、土地のパワーや神聖性というものを、身体のすみずみまで深々と感じることができるのです。

何もかもが溢れかえっている現代社会。こんな時代にちょっと疲れてしまった、あなたにこそ訪れてもらいたい。スダマラはそんな究極のパワースポットであります。

やっぱり定番は外せない!?ティルタ・ウンプルで同士体験

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お手軽なティルタ・ウンプルで満足していては、もったいない!
冒頭にそんな批判めいたことを記しましたが、やはりここを紹介しないわけにはいかないでしょう。バリの浄化スポットの雄にして、大人気の観光スポット。ティルタ・ウンプル寺院(Pura Tirta Empul)の沐浴場です。

バリ中心部から北へ30分程度、スバトゥの少し手前に位置しています。

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ガイドブックに必ず載っている寺院なだけあって、手続きは非常にシステマティック。大型バスもOKな広大な駐車場、公正明大な入場料とチケット制度、ロッカーなども整備されているので、「東南アジアもインドネシアも初めてで、いろいろ不安で…」という方も、安心してトライできると思います◎

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浄化でもパワーチャージでもない、ティルタ・ウンプル。その醍醐味はというと……、ずばり沐浴者同士の一体感を味わうことができるところでしょう!最初の1本目の沐浴では、完全に他人同士であった周りの人たちが、浄化を終える頃には、、、アラ不思議。愛おしい「沐浴同士」へと変身してしまうのです・笑

参拝客が多いだけに、その一体感もひとしお。浄化の列が途切れることなく続くので、バリらしい人物写真を撮影したい方にも、オススメです。

沐浴のTips① お祈りの作法

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沐浴はエンターテインメントではありません。あくまでバリの伝統文化・宗教儀礼の一環としてのものであります。そのため、沐浴の前には、バリ式のお祈りを捧げる必要があります(ティルタ・ウンプルは、、、結構このあたりアバウトかも)。

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(お祈り後の、花の耳飾りがカワイイ♡)

あなたがバリ語とバリの風習に精通しているならば別ですが、、、そうでない場合はバリ人ガイドかバリ人の友人とともに、沐浴に向かったほうが無難でしょう。

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チャナンとか、お線香とか、聖水とか、お米とか、お花の色とか。細かい作法が色々あるのです、バリのお祈りって。ちょっと調べればやり方が出てきますが、外国人であるからこそ自己流で済まそうとせず地元の人から文化を学ぶ。そんな姿勢・心持ちが、大切だと思うのです。

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異文化に敬意を払う。この当たり前のことをキチンとおこない、気持ちの良い沐浴を楽しみたいものですね。

沐浴のTips② 女性の注意点

◆生理中の沐浴は禁止です!
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沐浴にはいくつかの禁忌があります。そのうちのひとつが「月経中の女性は沐浴をしてはならない」というもの。バリ・ヒンドゥーでは寺院への参拝も同様ですよね。

言うまでもないことですが「あ、私、経血多くないので大丈夫です〜」とか、そういう問題ではありませんから…!!あなたの身体の問題ではなく、儀礼上の禁止事項なのです。こちらも遵守するようにしましょう。

うっかりすると忘れがちなことですが。沐浴を楽しみにバリ入りしたのに、指をくわえて見ているだけなんて、悲しすぎますよね…。「バリに行って沐浴したい!」「チケット安いから買っちゃおう!!」……の、その前に。今一度、ご自身のサイクルチェックをお願いします。

◆服装と着替えについて
バリで寺院に入る際は、サロンとスレンダン(腰ひも)を着用しなければなりません。これは沐浴時も同様です。ティルタ・ウンプルではサロンの貸出も行なっているようですが、スバトゥとスダマラにそのようなサービスはありません。自分で用意しあらかじめ着用の上、現場へ向かうようにしましょう。

そして、沐浴後の着替えについて。スダマラとティルタ・ウンプルはトイレで着替えることができますが、スバトゥは首から下が隠れる壁が、更衣室となっています。半屋外というか、単なるコンクリの壁があるだけなので、、、気になる方は市場でロングスカートを買って持参すると、着替えが楽だと思います◎

沐浴のTips③ 写真撮影のポイント

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まずは、こちらの写真をご覧ください。どちらの方が、より滑らかな水の流れを表現できていると思いますか?

右側の写真・2015年の方が、水流の速さを表現できていますよね?一方、左の2014年は、躍動感もなければ水流の勢いもない。飛沫がブレて写っていて、中途半端な印象を与える写真になっています。

両者の違いはただ一点、カメラのシャッタースピードです。川や滝を撮るときのセオリーは「シャッタースピードを遅くする」こと。高速でシャッターをきれば、動いているものが静止ししたように写りますよね。それとは反対に、ゆっくりとシャッターをきることによって、動いているものをわざとブレて写す(=水の流れを静止させずに写す)ことができるという訳なのです。

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(流し撮りもその応用。シャッタースピードを遅くし、背景を流して写します。Chau doc, Vietnam. 2009)

一眼レフカメラであれば、シャッタースピード優先モード(Tv, S)を選択することによって、シャッタースピードを意図的に変えることができます。また絞り優先モード(Av)でF値を大きくすることでも同様の効果があります。沐浴写真を綺麗に写したいかたは、是非ご参考になさってください^^

……とまあ、2014年の時点でもこの程度の知識はあったんですけどね。わたくし、普段は絞り優先・F値開放でしかカメラを使っていないので、、、いざシャッタースピード優先で写そうとしても、全然うまく撮ることができなかったのです…!!!

教訓。沐浴前までに、シャッタースピード優先の扱いになれておこう。
私の轍を踏まないためにも、渡航前のTv撮り練習を、強く推奨します!!!

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(これもまた、2014年の残念作品…)

おわりに

いかがでしたでしょうか?気になる浄化スポットは見つかりましたか?
もはや私の渡バリ目的・第一位となってしまった感がある、心身浄化の沐浴・Melukat(ムルカット)。ハッキリ言って、スパやヨガより断然おススメです!!!そして、恐ろしいくらいの中毒性があります(笑)

バリ島中部へ遊びに行くならば、騙されたと思ってぜひ一度お試しください。そして……ひとりでも多くの沐浴ラバーが誕生すると、嬉しいです。あなたのバリ旅が、素敵なものとなりますように…♡

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この記事を書いた人

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ウスキ サヤカ

Yoga teacher RYT500 in Tokyo, Minimalist, Cambodia lover, Bali traveler & Nepal Beginner…

元図書館司書・京大博物館研究員。現在はヨガ講師を生業としながら、ブロガー・写真家として活動中。

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旅、ヨガ、ミニマルライフをメインテーマに展開している、ブログおよび活動の総称です。主宰者がかつて暮らしたカンボジア、ヨガ&浄化に通っているバリ島ウブド、ハマりつつあるネパール、ニッポンのミニマルライフを、彩り豊かな美しい写真とともにお届けします。

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