カンボジアに暮らすtips

カンボジアにスタバ登場!?幻のプノンペン店舗潜入レポ

まず初めにお断りを。

2014年1月末現在、カンボジアにスタバはありません。プノンペンにも、シェムリアップにも、スターバックスは出店していません。よって残念ながら、ご当地マグやタンブラーを購入することはできません。

これからお話することは、かつてプノンペンに一瞬だけ存在した、幻のスターバックスについてです。2009年春、プノンペン在住の外国人をザワつかせた、幻のインチキ・スタバ…。

ご興味ある方のみ、続きをどうぞ!

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[追記]現在はプノンペンに数店舗出店しています。

カンボジアにスタバが登場!?

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それは今から5年ほど前、まだセイレーンが「STARBUCKS COFFEE」という文字に縁どられていた頃のお話です。マクドナルドもセブンイレブンもなく、唯一あるのはケンタッキーだけ(しかも1号店)。そんな、グローバリゼーションの波から遠く離れたカンボジアに、突如としてあのロゴが登場したのです。

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場所はプノンペン市内を東西に横切るシハヌーク通りの東端、独立記念塔界隈。近くにはプノンペン随一の高級住宅街であるバンコンケン地区があります。

「さすがスターバックス!一等地に出店ね!」
「まさか自分が住んでいる間に、カンボジアでスタバを拝めようとは…!」
「プノンペン限定タンブラーがあったら、もう絶対買うしかないっ!!」
こんな風にひとり興奮していた私の耳に、次第に不穏な噂が届いてきました。

「あのスタバ、インチキらしいよ」と…。

カンボジアに“インチキ”スタバが登場!?

インチキって!インチキって!!

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どういうこと?こういうこと!?

この手のパチもん・バッタもんは、もはや東南アジアの文化(?)みたいなものですが。これを一店舗丸々やってしまったってことなのでしょうか?とりあえず(一張羅でめかしこんで)現場に急行する私。

そこで目にしたものは…。

セレブ空間にいざ潜入!

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店舗に到着した私を迎えてくれたのは、紛うことなき馴染みのロゴ。高級感あふれる複合施設のビル“THE PLACE”の1階に、燦然と輝いていました。ビルの入口にはドアガールまでいらっしゃいます(緊張!)

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店内は天井にシャンデリアを配した、これまた高級感あふれるお洒落なカフェ空間。黒と赤のアクセントが素敵です。客層は外国人とカンボジア人が半々くらいで、スーツ姿の人が多かったような…。チャリで駆けつけた私の場違い感がハンパないのは、この際気にしないことにしましょう。

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しかしよくよく観察してみると…。
なんか違和感。なんかオカシイ。

(入店時)
あれ、店内にロゴが少ない?
お兄さん、何でスタバ・エプロンつけてないの?

(注文時)
メニューにスターバックス・ラテがないんだけど…。
っていうか全品オリジナルメニューじゃない!?

(商品が出てきて…)
ああっ!やっぱり!!
プラカップにスタバのロゴがないし!
氷!氷の形が全然違うし!(北京もバリもシンガポールも同じだったのに~)

っていうか、紙ナプキン、真っ赤っかなんですけどーーー!

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(↑これがスタバのドリンクなの!?)

極めつけは、観光客を装って、机にプノンペン市内の地図を広げながら、カウンターの写真を撮ろうとした時のこと。お兄さんが手を大きく左右に振りながら、「ダメ、ダメ!写真はダメ~~~!!」と私の方に猛進してきたのでございます。

ちーーーーん。

完全にクロですな、これは。

なんちゃってスタバ、果たして真相はいかに?

結局真相は下記のようだったみたいです(日本語のソースはこちら。最終アクセス2013/01/28)

※お店側の主張
・スターバックスが出店したわけではない(国際フランチャイズには加盟していない)。
・当店のコーヒーはスターバックスが販売しているコーヒー豆を使っている。スターバックス製の豆を使って商品を提供するカフェである。
・会社から製品を買えば、そのブランドを使って売る権利がある。
・ロゴの周りにフランチャイズでない旨を表記している(だから適法である)。

※スタバ側の話
・カンボジアでの新店舗展開は一切関知しておらず、また当面その予定もない。
・ロゴを掲げての店舗展開は、商標その他の知的所有権侵害のおそれがあり、憂慮している。

つまりはフランチャイズ契約もしていないのに、勝手にロゴマークと豆を使って、スタバと関係のない人間がカフェを開いたってことですね(おそるべし、無許可のあやかり商売!)お店の名前が「スターバックス」ではなくて「ザ・カフェ」だったのにも、これで納得ですわ。。。

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しかし21世紀の世において、このようなカンボジア的感覚はやはり許されないのか、2010年秋に再訪した時には、ご覧のとおり改装状態になっちゃっていました。ちょっと残念、そしてあの時来店しておいてよかった~。

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そして時は流れて、2014年現在。プノンペンは、イギリス大手のコスタ・コーヒーなど(本物の)外資系のカフェが続々と参入し、一大カフェブームに沸いています。無料Wifiも使いたい放題なので、Wifi天国・ノマドの楽園としても有名ですよね?(私もかつてカフェのWifiを利用して、論文を1本仕上げたことがあります)

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そして何より、カンボジア人にもスタバは人気みたいだし!?スターバックスさん、そろそろ本気で出店を考えてはみませんか?

以上、幻のスタバ話でした。
ご清覧いただき、ありがとうございました☆

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めくるめくバリ的スタバ世界!ヒンドゥーmeetsスターバックスなウブドのスタバに行って来た
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この記事を書いた人

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ウスキ サヤカ

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元図書館司書・京大博物館研究員。現在はヨガ講師を生業としながら、ブロガー・写真家として活動中。

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旅、ヨガ、ミニマルライフをメインテーマに展開している、ブログおよび活動の総称です。主宰者がかつて暮らしたカンボジア、ヨガ&浄化に通っているバリ島ウブド、ハマりつつあるネパール、ニッポンのミニマルライフを、彩り豊かな美しい写真とともにお届けします。

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