モンドルキリ、プノン族を巡る旅、後編です。
だいぶゴチャゴチャなレポになっていますが、貴重な体験を死蔵させず吐き出すことを第一目的にしていますので、ご承知おきください〜
写真も動画もたっぷりありますよ!
プノンの家とサエンの儀式の世界、じっくりご堪能ください。
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0.プロローグ
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モンドルキリに民泊の波襲来?
茅葺の三角屋根が可愛い、プノンの伝統家屋。
家の内部はこんな風になっています。
中央に炊事用のかまど、左右にリビング兼寝室。
お布団を敷くと、こんな感じ。
壁際には、秘蔵の壺酒・スラーピアンស្រពៀងがズラリ✨
実はこの伝統家屋、現在外国人が宿泊することも可能です!
昔はこんなサービスしていなかったよね😳
これ、象の消滅よりも驚いたんだけど…
“プロ少数民族”化する、プノン族?
でも入場料を徴収したり、土産物販売を始めたり、まだまだそんなレベルには達していない模様。ゆるーい感じで少数民族の暮らしをリアル体験したい方は、今のうちにぜひどうぞ!
プノンの民泊については、別途詳細をレポしたいと思います!
プノンの宿(2017)
・1泊10ドルで宿泊可能
・食事つき
・猪豚、鶏、犬、猫、牛つき
・スラーピアン飲み放題
・トイレあり
・シャワーは川で水浴び#サヤカツアーCambodia#モンドルキリ pic.twitter.com/tUHE5et7fw— ウスキサヤカ🇰🇭 (@sayaka_yinyoga) 2017年6月15日
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そして始まるサエンの儀式…!
今回のプノンを巡る旅のハイライトは、何といってもこのサエンの儀式!
សែន=お供えをする
サエンの儀式とは、先祖にお供えをする儀式のこと。家を改装したり、病気が良くなったり、ちょっとした出来事があった場合、その感謝の意と今後も変わらず見守ってくださいという願いとを、水牛やお酒をお供えすることで伝えるものです。
(Ratanakiri 2013)
儀式の頻度は、家や集落ごとに年2・3回程度とのこと。2013年のラタナキリでも、このサエンの儀式に遭遇しました。
プノンの家訪問とサエンの儀式。
タイムテーブルを見てみると、こんな感じ。
14:30 村到着
15:40 家やかまどを見学
16:00 炊事見学・おしゃべり
17:00 人が集まり始める
17:15 第一の儀式開始・宴会
18:30 第二の儀式・食事
19:10 第三の儀式
20:00 帰宅の途につく
以下、写真と動画でサエンの儀式の様子をお伝えします。
写真で綴る、サエンの儀式
集落に着いて早々「ご飯を食べていくか?今日はサエンの儀式があるけれど見ていくか?」と聞かれたわたし。もちろん答えはYES!一択。
儀式は夕方とのことなので、時間まで子どもと遊んだり、ご飯作りの様子を見学しながら待ちます。
17時、夕暮れとともに近所の人々が集まり始め、第一の儀式がスタート。指先にとったお米を家の柱に押し付けながら、皆一斉に先祖への感謝の言葉を唱えます。
プノン族サエンの儀式(2017)
ជនជាតិព្នងសែនមនុស្សអេាយជាគឺផឹកស្រពៀង#モンドルキリ #Mondulkiri#サヤカツアーCambodia pic.twitter.com/tHvF3MQB8n
— ウスキサヤカ🇰🇭 (@sayaka_yinyoga) 2017年7月21日
儀式の後は、しばしの宴会タイム!
おつまみは、ゆでホルモン。先ほどボックしていた(叩いていた)唐辛子で和えています。美味しいんだけど、めっちゃ辛い🔥🔥
お酒はもちろん、スラーピアン。
ここではストローではなく、コップにとっていただきます。
わたしは普段お酒はまったく嗜みませんが、こういう場ではもちろん杯を酌み交わします。ヤシ酒(発酵臭が強い)よりも、米酒(いわゆる日本酒)よりもクセがなくて飲みやすい!ラタナキリのスラーピアンよりも美味しかった。
おじさんたちにガンガン飲まされて、ヘロヘロに酔いがまわったところで第二の儀式開始。食卓の座で鶏肉を捧げ回しながら、先ほど同様に儀式の言葉を唱えます。
そしてここでお食事タイム。メニューは、バナナの茎と鶏肉の煮物(手前)と、たっぷりキノコのスープ(奥)です。どちらも滋味深いお味で、本当に美味しい!写真映えしない絵面なのが、残念なところ💦
ご飯を食べ終えたところで、第三の儀式がスタート。最後の唱和は、土間に置かれたスラーピアンの壺に向かって行います。
プノンのおじさんが「写真を撮ってあげるから、お前もやれよ!」というので、ずうずうしくも儀式に参加。
この時間になると、プノンの男性陣はベロンベロンの酔っ払いばかり😂みんなご機嫌で儀式の言葉を唱えていました。本日のサエンはこれにて終了!皆さんお疲れさまでした。
・・・
と、言いたいところですが…!!
わたし個人としては、この後の方が大変だったのです。
実は儀式が始まった17時ごろから、雨が降りだしてしまったのです😱その後も止むどころか雨脚は強まる一方…。すべてが終わった19時過ぎには、雷混じりのもの凄いドシャ降りに☔️⚡️
見事にバイクで帰れなくなってしまいました。
プノンの皆さんは「泊まっていけ!」と口々に言うけれど、さすがに宿に荷物を残したままでは厳しい。
飲みなれないお酒で頭はガンガン痛いし、ご機嫌な酔っ払いたちがひっきりなしに話しかけてきて煩いし、気分も最悪😂
とりあえず用意してくれた枕に寝っ転がって、1時間ほど様子をみたけれど、一向に止む気配がないので…。
…。
……。
仕方がないから意を決して
帰りましたよズブ濡れで…!
(わたしも早く帰ってシャワー浴びて寝たかったけど、バイタクのおじさんも、ものすごーーく帰りたそうにしてるんだもんなー。1時間の様子見が限界でした)
とにかくカメラだけは濡らしたくないので、ピンクジャージと帽子で包み、さらにビニール袋で保護。結果、上半身タンクトップのヨガウェアという、カンボジアでは変態的な格好で、バイクの二人乗りをする羽目になりました。
モンドルキリは高原地帯。ただでさえ夜の冷え込みは厳しいのに、どしゃ降りの中タンクトップでバイクに2ケツだなんてね!どんな修行だよ💢って感じですよ😂
お酒と寒さで頭が割れるように痛いし、奥歯もかみ合わないし、雨粒が剥き出しの肩に突き刺さって痛いし…。巻き込む形になったバイタクのおじさんには悪いことをしたけれど、奴は雨具を持ってたからね〜
わたしも途中の売店で雨具を買ったけれど、時すでに遅し…。
ずぶ濡れ&寒さで顔面蒼白&変態的タンクトップルックのわたしの惨状に、売り子のお姉さんが絶句していました。
教訓:雨期のカンボジアでは、雨具を持ち歩きましょう!
どこでも買えるからって油断していたけれど、郊外では持参を推奨します!
帰路は最悪だったけれど…
プノンの皆さん、
貴重な体験をありがとうございました!!
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やっぱり楽しい市場めぐり…♡
おまけの市場ショット!
モンドルキリでは市場めぐりも堪能しました♡
カンボジアの子どもたちは、本当に下の子の面倒をよく見ます、えら〜い!!
カンボジアの多彩なハーブたち。パクチーだけが香菜じゃないんですよ〜。
イケメンショット、いただきました!
アボカドはモンドルキリの特産品。
山積みのアボカドを激写する僧侶、を激写するわたし。
子どもにとっては、市場も遊び場!
カンボジア人と一緒に、時にはネコちゃんと一緒に、カンボジア飯を美味しくいただきました😋
ディープなモンドルキリを堪能して、ようやくわたしもカンボジアに馴染んだみたい。
明日はもう一つの少数民族地域ラタナキリに向かいます。いつもと違うルートなのが楽しみ❣️
— ウスキサヤカ🇰🇭 (@sayaka_yinyoga) 2017年6月13日
ラタナキリは、さらにディープで見所が多すぎて…結局3泊もしちゃいました!
次回のレポも、ご期待ください!
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