1月16日に発表されたアカデミー賞外国語映画賞のノミネート作品に、カンボジア映画“The missing picture(英題)”が選出されました。カンボジアの映画がアカデミー賞にノミネートされるのは初めてのことです!
監督は幼少期にクメール・ルージュ時代を経験した、リティ・パニュ(Rithy Panh)監督。当時の経験を、記録映像とジオラマ(土人形)を使って再現したドキュメンタリー映画だそうです。今年度のカンヌ映画祭・ある視点部門において最優秀作品賞を受賞、第14回東京フィルメックスの特別招待作品でもあります(しらなかった、反省…)。
以前カンボジアで購入したこちらの冊子で確認したところ、ちゃんとリティ・パニュ監督のプロフィールが掲載されていました(表紙は五月女ケイ子ちっくですが、内容は至極真面目です!)
意外に思われるかもしれませんが、かつてのカンボジアは東南アジア随一の映画王国。あの故・シハヌーク前国王も映画の監督制作に情熱を捧げ、1960年代から75年にかけてのカンボジア映画黄金時代を牽引したのですよ。
パニュ監督のドキュメンタリーとはだいぶ趣が異なるし、私にとってもなかなかハードルが高い上映作品ばかりであることは確かであります。
<2014.03.08 追記>
結局オスカー獲得はならず!
オーストリア映画『愛、アムール』が第85回アカデミー賞外国語映画賞を受賞しました。