「バリでヨガ」と言えば、誰もが真っ先に思い浮かべるであろう、超有名スタジオ・ヨガバーン(The Yoga Barn)。私も渡航後一番に足を運び、朝ヨガ、陰ヨガ、そしてチベタンボールメディテーションのクラスに参加してみました。
多国籍な雰囲気でのレッスンは、やはりこのスタジオならでは!旅行気分なのとも相まって、マットに座るだけでウキウキ・ソワソワ。けれども、臭くてギュウギュウなのはちょっと辛い?そして何だか身体がカユイんですけど~~!!!
そんな悲喜こもごもの思い出を、私の心と身体に残してくれたThe Yoga Barn。インフォメーションと体験レポは、下記からどうぞ!
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いまや立派な観光名所!?ヨガバーンに行ってみよう
ヨガバーンはウブド南東部、モンキーフォレストよりも東側、ハノマン通りを抜けたプンゴセカン通りにあります(→see map)。いまや立派な観光名所のひとつなので、宿のスタッフならば、誰もがその存在と場所を熟知しているでしょう。
プンゴセカン通りからスタジオに入っていく細道が少々分かりにくいのですが…。「いかにもヨギーニ!」なお姉さんたちが、次から次へと吸い込まれていくポイントがあるので、それを目印にしてください。私は宿のスタッフにバイクで送ってもらっていました。
毎月のクラススケジュールはウェブサイトから確認可能です。朝7時から夜9時まで、毎日レッスンが行なわれているので、旅行者には参加しやすいスタジオではないでしょうか。予約は不要、お目当てのレッスン開始15分前に受付で直接申込みをすればOKです。
◆ヨガバーンのクラススケジュール
◆チベタンボールメディテーションは予約システムが異なります。
料金は1レッスンRp.110.000から。日本円では1000円程度という料金が嬉しい限り!ちょっぴりお得な回数券も販売しています。支払いはカードもOKなので、手持ちのルピア紙幣が少なくても、気軽に参加できますよ。
「海外のスタジオは初めて」「何か不安…」ということならば、事前にスタジオの様子を確認しに行きましょう。ヨガバーンは敷地内出入り自由、カフェも併設されているようなところです。レッスン開始の時間帯ならば、受付の様子やスタジオの雰囲気もチェックできます。
早起き必至!?朝ヨガは戦いだ!!
深い緑に囲まれてモーニング・フロー。静謐な空間、清々しい朝の空気。ココロは穏やか、カラダは柔らかに、どこまでも伸びてゆく……これぞ、神々が住まう島・バリの朝ヨガ……。
そんな私の朝ヨガに対する妄想は、ヨガバーンのレッスン初日、脳内に轟音を響かせながら、あっけなく崩壊しました。
スタジオ入りしてまず目にしたものは、、歩く隙間もないほどビッシリと敷き詰められたマット・マット・マットの大海原!そしてその上に鎮座する、ガタイのよい外国人ヨギー&ヨギーニたち。その圧迫感といったら……日本のスタジオの比ではありません。
そんな密室中で、定員MAXの42人が、ギュウギュウ・ドタバタとヨガをするのですからね。優雅さの欠片もありませんよね(T_T) 隣の人に腕や足があたってしまわないか気なるし、そうなるとますます集中が難しい。しかもレンタルマットやブランケットが、ありえない程臭いし!なんかもう「何のためにバリに来たんだ…」って悲しい気持ちになってしまいました…(注:あくまで私の個人的な感想です)
レッスン自体は悪くなかったんですよ。私が受けた朝ヨガは、偶然にも日本人インストラクター・Malika先生によるレッスン(日本人とは思わなかったので、終盤日本語が飛び出した時には驚きました)。呼吸、肩周りのほぐしに始まり、ランジ、戦士のポーズ、三角のポーズなど、立位を中心としたフロースタイルのヨガでした。
しっかり汗をかく運動量のため、身体がほぐれて気持ちがいいし、だからといって難易度が高すぎるというわけでもありません。周りを見てみると、結構へばって休んでいる外国人が多いので(初心者が多い?)、疲れて休んでいても悪目立しないかも。全くのヨガ初心者の場合は勝手が分からず戸惑うと思いますが、数回でも経験があれば楽しめるかと思います。
しかしね、、、7時からの朝ヨガが、早朝6時50分に満席になるなんて……みんな朝からどれだけヨガしたいの~!?(←おまえもな!) 初日は定員ギリギリ・もう少しで受けられないところだったので、2日目なんて6時40分にはヨガバーン入りしたんですよ~、わたし。しかもそれだけ気力と労力を注ぎ込んでいるのに、日本のスタジオよりギュウギュウだなんて。。。「深い緑の中で深呼吸」どころじゃなーーーい!!
ということで。ヨガバーンの朝ヨガ体験したい人は、臭気と密度を覚悟の上、夜明けとともに現地へ向かいましょう。戦いはレッスン前から始まっているのです!!
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陰ヨガの落とし穴&……チベタン瞑想の悲劇!!
混んでいるスタジオが大の苦手な私にとって、修行以外の何物でもなかった朝ヨガ。「緑に抱かれてヨガ」という妄想は、早々に放棄せざるを得ない結果となりましたが、私にはもうひとつヨガバーンに期待していることがありました。
それがチベタンボールメディテーション(Tibetan Bowl Meditation)
仰向けに寝っ転がったシャバーアーサナの体勢で、チベタンボールの音色に耳を傾けながら、心静かに瞑想に浸る。ヨガバーンで人気のクラスのひとつだそうです。
通常予約を受け付けてないヨガバーンですが、この瞑想クラスだけは少し様子が異なります。レッスン開始の1時間前・19時から申込みを受け付けており、定員も少なめの33人。その上週2回(火・土)だけの特別クラスとあって、18時40分頃には早くも受付順番待ちの列が出来あがっていました。
私も19時前には駆けつける予定でいましたが、「折角ならば…」と18時半に終了する陰ヨガのレッスンにも参加することに(鼻息も荒く5回チケットを買ってしまいましたのでね!消化せねば~)。実は私、ヨガの中で一番好きなのが陰ヨガのプラクティスなのです。日本とどんな違いがあるのか、レッスンを楽しみにしていました。
インストラクターはこれまたMalikaさん。この日は肩や股関節を開くポーズが多かったかな。ペアになっての呼吸&マッサージワークは、なかなかに新鮮!ボルスターやブランケットも多用しており、陰ヨガというよりもリストラクティブヨガに近いという印象を持ちました。
はい、その時は予想もしなかったんですよね。このボルスターやブランケットが、その後の私にどんな影響を及ぼすかなんて…。
*****
時は下ってチベタンボールメディテーション開始15分前。受付前でスタッフが予約表の名前を読み上げて、ひとりひとり2階の会場へと誘います。
会場では大小のチベタンボールを中心に円座になり、まずは座った状態でこれからの説明がなされます。その後頭を円の中心に向けて、シャバーアーサナ(屍のポーズ)でチベタンボールメディテーションがスタート。あとは深い瞑想の時を待つばかり……だったのですが。
かゆい!ありえないほど手足が痒い!!腕と脚とが、かゆくて、かゆくて、かゆくってしかたないーーー!!!
……そう、突然強烈な痒みに襲われたのであります。
ジッと横たわっているなんて、もう無理。イライラして憤死しそうなほどに痒い。ガバっとマットから起き上って、身体中を貪るようにボリボリ掻きむしりたい。ああ、でもそんなことしたら皆さんのお邪魔になるし。。。早く、早く、とにかく早く終わってくれ!もう……我慢の限界ーーー!!!
冷や汗は終始ダラダラ、瞑想どころの騒ぎじゃない。私にとって地獄のような1時間でした(もちろん退席すればよかったんですけどね。旅行期間中これが最後のチャンスだったし、楽しみにしてたし、わざわざカフェで時間潰してまで待っていたし、、、どうしても一通り体験してみたかったのです~。ああ、貧乏根性は身を滅ぼす。。。)
当初は蚊に刺されたのかと思っていましたが、明るいところで痒みの根源を見てみると、どうも様子が異なります。蚊にしては明らかに痒みの箇所が多すぎるし、赤く腫れあがりすぎている。そもそもメディテーション会場が半屋外ということで、長袖長ズボンの完全防備で挑んだわけだし、蚊にしては刺される場所がおかしすぎる。
………。
………。
はい、もうお分かりですよね?
わたくしの柔肌は、ダニの格好の餌食となってしまったのです~~(ToT)/~~~
ええ、ちょっと危険な香りがしていたんですよね、ボルスターやブランケットの湿り具合から察するに。朝ヨガはスタンディング中心だったし、マットには持参したヨガラグを敷いていたので、今までは難を逃れていましたが。とうとう海外スタジオの洗礼を受けてしまったようです…。まあカンボジアのアレコレに比べれば、こんなの可愛いものですが、ヨガしてダニ痕だらけって、ちょっと悲しい…。
*****
ところで、肝心のチベタンボールの感想はと言うと、(自分のコンディションが万全じゃなかったためか)あれ?こんなもん?って感じでした。
音色が頭の中をフワヮヮヮーーーーン・フワヮヮヮーーーーンと渦巻く感じ、宇宙の中に身を横たえているような浮遊感を、一瞬だけ味わうことができたのですが。本当に悲しいくらい一瞬で、後はご存じの通り痒みとの戦い、そして西洋人のオバサマのイビキとの戦い、でした。日本のスタジオレッスンの最後(シャバーアーサナ時)に聞いたチベタンボールの方が、身体を動かした心地良い疲労感とも相まって、心にスーッと入っていく感じがしたかな?
私にとっては瞑想どころか雑念満載の時間となってしまった、チベタンボールメディテーション。ダニ痕だらけになりながらも、「体験してみてよかった!」と思うのは、私の強がりでしょうか。こちらもとにかく早めの受付(19時前にはヨガバーンに集合!)をおススメします。
ヨガバーンの歩き方・超個人的な感想・まとめ
◆各国のヨギ・ヨギーニが集う多国籍な雰囲気は、海外のスタジオに来たーーって感じで楽しい!でもそれ以外は、日本のスタジオでヨガしているのと変わりがない?「バリでリトリート」を求めすぎ人には、ちょっと物足りないかもしれない。
◆臭くてギュウギュウでツライ……。集中したい人には、ヨガラグの持参を強く推奨!!チケットも1回ごとの購入で充分!!冷静に計算すると、Drop inと回数券は100円くらいしか差額がないから、まずは1回体験してからの判断をおススメします(目先の利益にとらわれて、チケットを全部消化できなかった女より)。
◆初心者は事前に日本でヨガの体験レッスンを!さすがにチャイルドポーズ・ダウンドック・シャバーアーサナが分からないレベルだと、何が何だか分からないままでもったいない(説明も英語だし)。単なる思い出づくりだったらいいけれど。
◆Inhale(息を吸って)、Exhale(息を吐いて)、spine(背骨)、pelvis(骨盤)、hip joint(股関節)、sacrum(仙骨)、square your hips(骨盤を平衡に)程度の英語は覚えるべし!
◆ウェアはTシャツにハーフパンツでもOK。外国人はルルレモン愛用者が多いように見受けられました。ウブドにはヨガウェア・ヨガグッズのお店が沢山あるので、現地調達してみるのも楽しいかも。
ということで。「海外のスタジオでヨガレッスン」と割り切るのならば、充分に楽しいヨガバーンでのヨガ体験。外国人と一緒のプラクティスも、英語のインストラクションも、日本にはない雰囲気を味わうことができると思います。けれども、「日常を忘れて自然の中でリトリート」という、私の求めていたバリヨガとはちょっと違ったかもしれません。(↑写真だとね、緑に溢れた~って感じなんですけどね)
しかし、そんなことを言いながらも、私はまた彼の地に降り立ちヨガバーンを訪れることでしょう(断言)。なぜならば、ヨガチケットの有効期間は半年以内だから!そして、またエアアジアがあり得ない値段のチケットを販売していて、おもわず今夏のバリ行き航空券を買っちゃったから!!
ヨガバーンとエアアジアの策略に、ドップリと浸かってしまっている感がありますが。また新たなレッスンをレポートしますので、8月下旬をお楽しみに~!
The Yoga Barn
PT. Yoga Barn, Jalan Raya Pengosekan, Ubud, Bali, Indonesia 80571
Tel: (62-361)971 236
・Drop in: Rp.110,000-
・クラススケジュール:毎日7:00-21:00
・ヨガの種類:ハタ、陰、ヴィンヤサ、アイアンガーなど多数
・日本人インストラクター:あり(1名)
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