バリ×ヨガ

年末年始はバリ島に行こう!11月の現地安全情報(空港&ウブド編)

2017年11月上旬のバリ島(空港・ウブド)の様子をリポートします。

アグン山の噴火は?観光客はいるの?いないの?お店やホテルは閉まっているの?
そもそも、一体何が危険なの??

そんな疑問をお持ちの方はぜひご一読を!
年末年始のバリ渡航のご参考になさってください。


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その後の噴火により、あまり呑気なことを言っていられなくなったかも?こちらも合わせてご覧ください。

アグン山の現状は?噴火警戒最新情報

IMGP6781
今回の旅の目的が腰の養生であることは「9度目のバリヨガ旅は療養旅行?」で記しましたが、、、
この旅にはもうひとつの目的がありました。

それは、バリ島の安全確認。

アグン山(↑)が約50年ぶりに噴火するかも?
とのニュースが飛び込んできたのは、まだ記憶に新しい今年9月のこと。

アグン山は9月中旬に火山活動が活発化し、当局は22日、噴火警戒レベルを4段階の最高に引き上げ、山頂から9~12キロ圏内の立ち入りを禁じた。当局によると、同山は1963~64年に大規模な噴火を起こし、1500人以上が死亡した。

「バリ島火山半世紀ぶり噴火の恐れ 9万超避難、観光に影響も」共同通信

バリ島アグン山の噴火警戒レベル推移
(レベル4が最高位)
2017-09-15 2:
2017-09-18 3:警戒
2017-09-22 4:厳重警戒/危険

アグン山の噴火警戒とそれに伴う渡航自粛ムードは、バリにどのような影を落としているのか。果たして観光客は減少しているのか。それともいつも通りのバリなのか。

バリに関する情報発信をする者として、警戒レベルの高まりに心を痛め、実際に自分の目で確かめてこなければと常々考えていました。

虎視眈々と狙っていた渡バリに、ようやくチャンスが訪れたのが10月20日頃。
10月25日までに休みの調整を終え、即日で速攻チケット購入。

あとは11月5日のフライトを待つばかりだったのですが、、、

渡航前の10月29日に、突然警戒レベルが引き下げられたんですよね!!

2017-09-15 2:
2017-09-18 3:警戒
2017-09-22 4:厳重警戒/危険
2017-10-29 3:警戒

歓迎すべきことなんだけど、なんだかちょっぴり複雑な気分。。。
でも折角現状を見てきたので、気合を入れてレポしますよ!

追記:2017年11月21日、小規模噴火(水蒸気爆発)しました。警戒レベルは据え置きだそうです。

警戒もどこ吹く風?激混みの空港で10年老け込んだ話

Bali2017nov00037
まずは機内&空港の様子から。

飛行機は行きも帰りほぼ満席でした…!

利用したのは、羽田発・クアラルンプール経由・バリ(デンパサール)行の便だったのですが、普通に混んでいましたよ!

羽田・クアラルンプール間はわかります。渡航先がバリでない人も利用しますからね。

でもクアラルンプール・デンパサール間も満席とは…。
「ガラガラで楽チンフライトかな〜」なんて考えは甘かったみたい😭😭日本人客も数名いらっしゃって「皆さん意外と噴火警戒を気にせず渡航しているのね」と思いました。

幸いにして長時間フライトは通路側の席を確保できたけれど、、、3列占領で横になって眠るなんて夢のまた夢だったな。。。

Bali2017nov00040
そして到着したデンパサール空港も、負けず劣らず激混みの様相…!

入国審査と税関審査で1時間以上並びました😨😨
この4年間で渡バリは9回目だけれど、一番混んでいるんじゃないの!?という感じです。
(税関審査なんて紙渡すだけなのに、3列もあったのに、なんであんなに混んでたの??)

AirAsia以外にも到着していた便があったみたいだけれど、客層はオージー、中国、マレーシア、そして日本(やっぱり意外にも多い!)といったところ。

通常10分程度で空港の外に出てくるわたしとしては、この1時間の行列が地味に辛かった…😭
いつもは入国審査も空いているし、荷物も機内持込オンリーで、バゲージ・クレームで荷物が出てくるのを待たなくていいので、超早なんです。。。

バリ渡航を目論んでいる皆さん。
「フライトも空港もガラガラかも」という淡い期待は捨てましょう!!
むしろ普段以上に混雑しているし、フツーに疲れて老け込みますから…!

いつもと同じウブドの街&ひとり旅最強説

ウブドの街もいつもと変わらぬ様子でした。
そりゃ5月や8月のハイシーズンに比べれば多少は落ち着いて見えますが、、、、市場もスパもヨガスタジオも、閑散としてる様子はなし。

1月のオフシーズン時と同じくらいの混雑っぷりといったところではないでしょうか。

Bali2017nov00024
例えばタマンハティ。
参加人数が10名以下というのは、まさに今年1月と同じ状況。ローシーズンの雨期の様子といったところですね。でもアシュラムへの泊まり客もいたようだし、夕方のクラスはもっと人が多いとのことでした。

Bali2017nov00041
一方のウブドヨガハウスは、朝から大盛況!大勢の人がレッスンに参加していました。日本人はわたし一人で、米国、エクアドル、モーリシャス(だったかな?)から来た皆さんとヨガを楽しみました。

クラス後の歓談はヨガの話ばかりで、アグン山の話題なんて一瞬たりとも出てきません…。皆さん長期旅行で、日程的に余裕があるからでしょうか、バリ島の警戒情報にはあまり感心のない様子?でした。

Bali2017nov00035
宿もわたしが渡航する直前までは、ガルンガン目当てのお客さんでごった返していたそうです。確かに空室の問い合わせをしたら「初日は満室で〜」といわれて、(えっ!いま渡航を控える人が多いんじゃないの!?)とギョッとした記憶があります。

9月のアグン山第一報時に、何件かパタパタとキャンセルが入ったそうですが、、、ほぼ年末年始の家族旅行のご予約だったそうです。

結論:警戒中のバリ島も、自由なひとり旅ならば何らの支障もなし。

お子様連れの家族旅行だと何かと制約が出てくると思いますが…気楽なひとり旅ならば、ハッキリ言ってどうにでもなります😂

実際スパでもヨガでも、ひとり旅の日本人女性を何人もお見かけしました。皆さん柔軟に旅行をされているようでした。

そして気をつけるべきは、噴火警戒よりもバリの祝祭日だと言えるでしょう。

アグン山の噴火で…というよりも、バリのお盆期間中(ガルンガン&クニンガンの最中)のため臨時休業というお店はいくつもあったからです。これはヨガスタジオも例外ではありません。

噴火情報はもちろんですが、バリ渡航の際は祝祭日の念入りなチェックをお忘れなく!

ポイント:我々は何に警戒すべきなのか?

噴火警戒、噴火警戒とは言うものの

バリ旅行中にアグン山噴火

即刻人命に関わる事態に巻き込まれる

こんな図式はまずありえません。

警戒地域には立ち入り規制がされているし、そもそもアグン山はウブドから約50km、空港からも約70kmとだいぶ離れています。「溶岩や土石流が空港を襲う!」なんていう事態は初めから想定されていません。

bali2014aug07.jpg
実際、わたしは過去にアグン山付近にあるランプヤン寺院、

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およびブサキ寺院に参拝したことがありますが、確かにウブドから車で2〜3時間かかりました(遠くて結構疲れた記憶が…)

では我々旅行者が警戒すべきは何なのか?

それはズバリ火山灰です。

溶岩や土石流はバリ島中部や南部に届かなくとも、火山灰は風に乗って運ばれてきます。

そうすると
①大気汚染による健康被害
②空港閉鎖による欠航

の2つの事態に陥る可能性が出てきます。

①はマスクの着用や外出を控えることで自衛できるかもしれませんが、問題は②の空港閉鎖でしょう。

最悪の場合「空港閉鎖&飛行機の欠航により帰国ができない!」という事態に陥ってしまうからです。

(実際2015年には隣のジャワ島ラウン山の噴火の影響で、バリ島の空港が閉鎖され約350便が欠航となりました)

bali2017may001.jpg
ただしバリ島の当局だって、そのあたりは想定済みです。有事に備えて、

・輸送用のバスを100〜300台手配済み
・デンパサール空港から最寄りの空港までバスで直接送迎
・バリ近隣の9つの代替空港を迂回便用として準備

などの対策をしているそうです。

(空港閉鎖の日本語情報はこちらが詳しいです。)

つまり、万が一デンパサール空港が閉鎖されたとしても、帰国の手段は用意されているということです。旅行者としては、ちょっと安心できる材料ですよね。

逆にいえば、
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・日程がタイトな人
・絶対に帰国を伸ばせない人
・想定外の事態に巻き込まれるのが嫌な人

などは、今はバリ渡航を控えた方が無難かもしれません。

そして渡航をされる方も
besakih-bali-IMGP1744.jpg
・マスクの持参
・海外旅行保険への加入
・ブサキなどアグン山付近への観光は控える

などの自衛をぬかりなく行ってくださいね!
あなたのバリ旅が良きものとなるよう、お祈りしています✨✨

※こちらも合わせてどうぞ!

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この記事を書いた人

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ウスキ サヤカ

Yoga teacher RYT500 in Tokyo, Minimalist, Cambodia lover, Bali traveler & Nepal Beginner…

元図書館司書・京大博物館研究員。現在はヨガ講師を生業としながら、ブロガー・写真家として活動中。

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「旅するヨーガ食堂」とは?

旅、ヨガ、ミニマルライフをメインテーマに展開している、ブログおよび活動の総称です。主宰者がかつて暮らしたカンボジア、ヨガ&浄化に通っているバリ島ウブド、ハマりつつあるネパール、ニッポンのミニマルライフを、彩り豊かな美しい写真とともにお届けします。

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