2016年3月に謎の復活を遂げた、インド・空港アライバルビザについて。
実際の取得状況をリポートします。
🍛旅のメモ🍴
日程:2016年3月28日〜4月1日
目的地:インド・バラナシ
渡印歴:なし(はじめて)
旅行形態:女性ひとり旅
移動手段:国際線エアインディア&国内線インディゴエア
事前のホテル予約:デリー済み、バラナシはなし
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そうだ、インド、行こう。
2016年3月下旬、わたしの脳裏にあるアイディアがひらめきました。
そうだ、インド、行こう…
しかも、明日、行こう…
これは冗談でもなんでもなく、実際に
日曜(3/27)の夜チケット購入
↓
月曜(3/28)の午前出発
なんて無茶苦茶な日程を敢行してしまいました。
こんな弾丸インド旅が叶ったのは、
インドのアライバルビザが
復活したおかげです!
渡航前に調べたところ、
・写真不要
・申請用紙の事前準備不要
・外貨(日本円)での支払い可能
・窓口に日本語対応職員配置
という殿様待遇だったので、査証のための準備はほとんどしないでOKでした!
その他の細かな条件については、後ほど記します。
デリー空港到着前の準備
申請用紙は空港のカウンターに設置、機内でも配布される。
そんな風に聞いていましたが、実際は成田のチェックインカウンターで用紙をいただきました。
カウンター職員にビザについて聞かれたら、
e-Tourist Visaではなく、最近復活した空港で取得のアライバルビザで入国予定だと告げましょう。
そうすると用紙を渡しながら、取得の注意事項について説明してくださいます。
ついでに
万が一現地で査証取得ができず入国ができなくとも、エア・インディアは一切責任を負わない
という誓約書にサインをさせられます。
まあ当然の対応でしょうね。
ビザ取得に不安は全くなかったけれど、「インドに入国できなかったら、4日間空港で過ごしていればいいや〜」くらいの気持ちでいました。仕事で渡航するわけではないのでね。
そんなテキトーすぎるわたしも、次のことだけは事前に準備しておきました。
①初日のデリー泊のホテルを予約しておく
②査証料金用に千円札を数枚用意しておく
………(-_-)
すみません、当たり前すぎることかもしれませんが、カンボジア渡航だとこの程度のことすらせずに飛行機に乗ってしまうので…
①は申請用紙に現地(インド)での連絡先を記入するためです。成田のカウンター職員にもホテル予約の有無は確認されました。
②は日本円で支払いをしたかったので。ちなみにクレジットカードでの支払いも可能です。
あとは申請用紙に必要事項を記入すれば、用意は万端。
いざ、インドへ!
現場は大混乱!?手ピカジェルとの格闘…
空港のビザカウンターは、わかりやすい場所にあります。
案内表示に沿って進めば、誰だってたどり着くことができるので、ご安心を。
ここで噂の日本語ができるインド人登場!
(本日はこちらのおじちゃん)
彼が申請用紙をチェックして、不足があれば追加記入するよう指導してくれます。
あとはカウンターで申請を行い、査証料金を払うだけ。
の、はずですが!!!
さすがインド、一筋縄ではいきません。
「難癖つけられる」
「なかなか許可が降りない」ということではなく、
単純に、職員が手続きにまごついていて、死ぬほど時間がかかります…。
なかなか綺麗に指紋がとれないらしく、ギュッと押しつけてみたり、手ピカジェルを擦りすりしたり。あの手この手で、何度も何度も何度もやり直しをさせられます(わらわらと人が集まって、ああでもないこうでもないと言い合いながらグダグダするのは、どこのアジアの国でも同じですね)。
いや、別にわたしはこういうの楽しいし、時間もたっぷりあったので、いいんですけどね。
深夜便で到着する人は、ちょっと覚悟しておいたほうが良いかもしれません。
※おじちゃん曰く「今は装置導入直後で研修中。そのうち慣れて早くなる」とのこと
申請者たったの3名にもかかわらず、40分以上かかってようやく終了〜
無事にインド入国を果たし、デリーの街に繰り出すことができました。
ビザ取得の諸条件&わたしの場合
・観光、ビジネス、会議、医療(日本国籍の日本人がインド国内の病院で受診する場合に限る)
【わたしの場合】
・観光目的で申請しました
・デリー、ムンバイ、チェンナイ、コルカタ、バンガロール、ハイデラバード
【わたしの場合】
・デリーの空港から入国しました
・30日間有効のシングルビザのみ
・年2回まで取得可能
【わたしの場合】
・問題なし
・2000インドルピー(または相当の外貨)
・現金またはクレジットカードで支払い
【わたしの場合】
・日本円現金で支払いました
・4000円渡して、インドルピーでお釣り
※まったくルピーを所持していない場合は、1万円で支払い、6千円強のお釣りをもらうのもアリだと思います。なぜなら、デリーの空港両替所は、1万円以上でないと両替をしてくれないから!!「最低額なんて聞いたことないけど!?」と、2000円を片手に両替所をはしごしたけれど、「マダーム、1万円からです」ってみんなに言われた…。
・日本国籍であること。
・パスポート有効期間が6ヶ月以上あること。
・インド国内に居住や仕事をしていないこと。
・帰国便の航空券を所持していること。
・インド滞在中の費用が十分にあること。
・インド大使館から好ましくないと判断されていないこと。
・本人と本人の両親や祖父母がパキスタン生まれの場合や、パキスタンに居住している場合は取得不可。
・外交官あるいは公用パスポート所持者は取得不可。
【わたしの場合】
・すべて問題なし。
・滞在中の費用は、クレジットカードを所持していれば無問題。
アライバルビザ取得後のtips
アライバルビザとの戦いは、空港だけではありません。
無事に街へ繰り出した後も、格闘は続きます。
ぜひ!とも!!
ビザスタンプが押された
パスポートのページを覚えておきましょう!!
宿のチェックイン時など、旅行中は現地のインド人がビザを確認する場面があるのですが、
このアライバルビザ、なかなか見つけてもらえません!!
「後ろの方にある」
「スタンプのビザだから」
「ちょっと貸して、わたしが提示するから」
といっても全く聞く耳をもたず、仲間うちで、どれだ!?これか!?とグダグダやる始末。
チェックイン時なんて、移動と暑さと荷物の重さで疲労困憊している場合が多いので、グダグダされるとちょっとキツイ…。
も〜う〜、早く部屋に入って休みたいのに〜〜
そんな地団駄を踏むことがないよう、ページ番号を告げる準備をしておくとスマートです。
まとめ
・2016年3月末現在、空港アライバルビザは簡単に取得可能。
・手続きは難しくないが、時間はかかる。
・現金、クレジットカード、初日の宿(インド滞在中の連絡先)、帰国便の航空券くらいは準備しておくこと。
そして今回の件で最も強く感じたことは…
バリ&カンボジアの空港ビザ発給能力が凄まじく高い……!!!
ということ。
あのシステマティックでスピーディーな処理…(カンボジアなのに)。経験値の違いを見せつけられました。
インドでカンボジアを見直す不思議さよ…。
なお、インドアライバルビザは、予告なく申請状況が変更になる可能性がありますので、必ず最新の情報を確認してから渡航してくださいね。
それでは आपकी यात्रा अच्छी हो!
良い旅を…!
追記
2016年11月にも再びインドに渡航しました。
その際も空港でアライバルビザを申請しましたが、問題なく取得できました。
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